世界はどこへ行くのか(29)
イスラエルのネタニヤフ首相がトランプと会談。
トランプ大統領はガザをアメリカが所有すると提案し、ネタニヤフも賛成した。
ガザの町の現況を見ると、もう人が住めるような状況ではない。
そうしたのはネタニヤフだ。
テロリストを捕まえるためと言いながら、一般市民が住めないようしてきた。
それをトランプが再生させると言う。
地中海に面したガザは避暑地になる、とビジネスマンのトランプは考えているのだろう。
そして、170万人近いガザの市民はヨルダンやエジプトへ移す、という。
とんでもない作戦である。
トランプは、ユダヤの保守派の人たちや、アメリカ国内の福音派の人たちの支持を得るために、ネタニヤフがやりたいことをしようとしている。
これからヨルダン川西岸地区も締め付けが強くなり、パレスチナ人は住みづらくなっていくだろう。
ユダヤ人はかつてホロコーストの悲劇を体験した。
なのに、今度はユダヤ人がパレスチナ人に対して同じことをしようとしている。
民族浄化というのは危ない発想である。
1948年、この一帯にパレスチナ人が住んでいたことを忘れないようにすべき。
そのパレスチナ人が人間らしく生きられるようにすることが世界の役割のはずだ。
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