世界はどこへ行くのか(27)
中国・杭州のAI企業が開発したディープシークが世界にショックを与えている。
低コストで、先端半導体を使わない生成AIを次々に発表。
三代目は、chatGPTに匹敵する性能だといわれている。
これにより、アメリカの半導体大手エヌビディアの株価が大きく下がり、
93兆円の時価総額が一日で吹っ飛んだという。
半導体市場の先頭第一グループはエヌビディア、第二グループはサムソンやTSMC。
その後ろから、日本は先頭集団に追いつけるかどうか。
そんな状況のなかで、ディープシークの生成AIが先端半導体を使わないとなると、
これからの半導体の需要が読みづらくなる。
日本の半導体メーカー・ラピダスは政府が700億円近くを投入予定。
この20年近く、世界の先頭を走れなくなっている日本にとって、
半導体は頼みの綱である。
AIの世界では、圧倒的にアメリカが勝ちだと思っていたが、
中国が逆襲を仕掛けている。
そこへ日本の先端開発が絡んでくるとおもしろいのだが、
なかなかそうはいかない。
自民党が引っ張ってきた日本づくりは後手後手に回ってるように思う。
自民党も立憲民主党もガラガラポンして、新しい日本をつくるための新しい政党をつくったほうが早いかもしれない。
世界はどこへ行くのか、日本はどこへ行くのか、いよいよ混沌としてきた。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 日本はどこへ行くのか(17)(2025.03.24)
- 日本はどこへ行くのか(16)(2025.03.22)
- 世界はどこへ行くのか(31)(2025.03.14)
- 世界はどこへ行くのか(30)(2025.03.13)
- ウクライナを想う(96)(2025.03.06)