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2025年3月

2025年3月27日 (木)

朗読

佐賀のまちなかライブラリー鎌田文庫で、
『千の流れ星』(狩野耕生著、河北新報出版センター)の一節を朗読しました。
陸前高田にある「漂流ポスト」に寄せられた、亡き人への手紙を集めた本で、ぼくが帯を書きました。

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鎌田文庫では、毎月おおすめ本を展示しています。
鎌田がどんな本を読んでいるかわかります。

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2025年3月26日 (水)

明日発売

黒柳徹子さんと鎌田實の共著
『トットちゃんとカマタ先生のずっとやくそく』
が実業之日本社から明日3/27、新装発売されます。

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トットちゃんとカマタ先生が「やくそく」というテーマで語り合っています。
いわさきちひろさんの絵もあって、とても美しい本になりました。

混沌とした現代だからこそ、
あたたかく、やさしく、おもしろくすることが大切。

ぜひ、読んでください。

 

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2025年3月25日 (火)

涙、涙

佐賀にあるまちなかライブラリー鎌田文庫に、
100インチの4Kテレビを設置しました。
いずれ「名作映画を観る会」を開催しようと思っています。

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それに先駆けて今回は、西田敏行さんをしのび、鎌田實原作のドラマ「がんばらない」。
鎌田塾の塾生たちが集まりました。
ドラマは、インターネットでも観ることができますが、24年前とは思えない新鮮さ。
みんな涙、涙でした。

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2025年3月24日 (月)

日本はどこへ行くのか(17)

予算案が衆議院を通過。
高校の授業料無償化は本当に必要なのだろうか。

今まで、世帯年収に応じ私立公立の高校授業料には支援金制度があった。
世帯年収が590万円以上910万円未満の家庭では、私立公立とも11万8800円の支援があり、
公立では実質、授業料が無償となっていた。
さらに私立では、590万円未満の場合、上限約40万円が支給されていた。

今回の予算案では所得制限が撤廃。
公立では事実上一律に授業料が無償化、私立では上限45万7000円を保障するという。

これはいくらなんでもやりすぎだと思う。
ぼくの孫は私立の中学に通っており、来年から高校に入る。
今回の予算案の恩恵を受けるわけで、親は歓迎するだろう。
しかし、日本全体を考えるとやはり賛成できない。
私立高校に行くなら、授業料のことも考慮したうえで選択すればいいのではないか。

私立高校の支援金を45万7000円も出せば、私立の授業料はどんどん値上がりしてしまうだろう。
公立高校には生徒が集まらなくなる可能性もある。

ただし、2026年からの小学校の給食の無料化は大賛成。
給食費を出せない親のつらい気持ちを考えると、今年からでもやるべきだと思う。

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もっとも問題なのは自民、公明、日本維新の会が合意した来年からの「医療費4兆円削減」。
今も病院は存続が大変で、特に地方の小さな病院は医者不足にあえいでいる。
高度医療と救急医療をやっている病院はやれぱやるほど赤字が出る。
関西の高度医療・救急医療を行う病院では、患者がたくさん集まるが数十億円の赤字だという。

そんな病院全体が息も絶え絶えの状況のなかで4兆円も削減するとどうなるのか。
とても問題である。

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2025年3月23日 (日)

JIM-NETイベント開催中

JUSTPEACE!
イラク、シリア、そして世界のこどもたちとともに


日時:3月20日(木)~3月25(火) 11:00~18:30
(初日・20日は15時から/最終日・25日は16時まで)
会場:文房堂神田本店 4階ギャラリー

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JIM-NETがかかわる子どもたちの写真や絵画の展示会が開催中です。
オリジナルグッズやシリアの難民女性のハンドメイドグッズなどの販売もあります。

★3月23日 15時~
サヘル・ローズの朗読とトーク
「Dear 16とおりのへいわのちかい」

会場限定(定員50人)
参加申し込みはこちら↓

https://www.jim-net.org/2024/12/13/10688/

ぜひ、いらしてください!

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写真は3/20のイベントの様子。

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2025年3月22日 (土)

日本はどこへ行くのか(16)

1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所が爆発。
3号炉は燃料棒を取りだせなかった。
そのため、石棺で覆い、放射線がばらまかれるのを防いだ。
しかし、その石棺もセメントや鉛がひび割れるようになり、
さらにドームで覆われている。
そのドームに、最近、ロシアがドローン攻撃をした。
破廉恥な行為である。

2013チェルノブイリ原発を訪問したときの鎌田

台湾の問題をはじめ、東アジアはリスクがいっぱい。
北朝鮮がいて、中国がいる。
国民民主党が新たな原発をつくると言いだして、驚いた。
原発を歓迎する企業のプッシュがあったのだと思う。

原発をつくるには15年もかかる。
電力問題は新しい原発では解決できない。
ドローン攻撃を受ける可能性もある。

新たに原発をつくるのは反対。
現行の原発は動かしながら、老朽化とともに止めていき、再生エネルギーに変えていくことが正しい選択だと思う。

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2025年3月21日 (金)

かたわら

茅野市に「傍」(かたわら)というそば屋さんがあります。

店構えは、イタリアンレストランのようなしゃれた感じ。
前菜に野菜がたっぷり出てきて、白そばと黒そば、二種類のつゆで1250円。
おなか一杯になりました。

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2025年3月20日 (木)

絆診療所

東日本大震災から14年。
南相馬市にある絆診療所の遠藤清次先生が
「報道ライブ インサイドOUT」(BS11)という番組で紹介されていました。
ぼくもこの番組に出たことが何度かあります。

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遠藤先生には、3/9の「日曜はがんばらない」(文化放送、日曜朝6時20分~)にも10年ぶりに出演していただきました。
「絆を知って」という歌を職員と作ったりして、
災害復興住宅で孤独になりかけている人たちを訪問してあるいたりしています。
すごい人です。

「日曜はがんばらない」遠藤先生出演の回は、こちらから聞くことができます ↓ ↓ ↓

https://www.joqr.co.jp/kamata/

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2025年3月19日 (水)

ベスト10

『鎌田式長生き食事術』(アスコム)

トーハン調べで、2024年年間ベストセラー実用書部門でベスト10に入りました。
今も売れ続けているようです。

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中国でも翻訳出版されました。

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2025年3月18日 (火)

リカア先生

イラク人の小児科専門医であるリカア先生は、
信州大学の小児科にサポートしてもらいながら、
毎年、世界の学会に論文を発表しています。

日本語も会話だけでなく、書くこともばっちり。
JCFのスタッフとしても活動しています。

何をしても才能がある人で、
トートバッグに絵をかいて、ぼくの奥さんにプレゼントしてくれました。

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「イスラム国」による迫害で、クリスチャンである彼女の家族はカナダと日本にバラバラに暮らすようになってしまいましたが、いつも前向き。
すばらしいドクターです。

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2025年3月17日 (月)

増刷決定

『お金が貯まる健康習慣』(主婦の友社)

経済評論家の荻原博子さんと鎌田實が
お金をためながら長生きできる「健康」と「お金」について対談。

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増刷が決まりました。
たくさんの方に読んでいただき、感謝です。

 

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2025年3月16日 (日)

JIM-NETイベント開催

JUSTPEACE!
イラク、シリア、そして世界のこどもたちとともに


日時:3月20日(木)~3月25(火) 11:00~18:30
(初日・20日は15時から/最終日・25日は16時まで)
会場:文房堂神田本店 4階ギャラリー 

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JIM-NETがかかわる子どもたちの写真や絵画の展示会がはじまります。
今回の企画展は、映像ジャーナリストの玉本英子さんが取材したイラクとシリアの様子。
会期中はさまざまなイベントを開催したり、JIM-NETのオリジナルグッズやシリアの難民女性のハンドメイドグッズなどの販売もあります。

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★3月20日 13時~14時15分(12時30分開場)
Pray for Peace! ~朗読と歌、そしてPeaceトーク♡

出演者:サヘル・ローズ(表現者)
    Yae(半農半歌手/シンガーソングライター)
    鎌田實(JIM-NET名誉顧問 医師・作家)

3人でパレスチナやウクライナの平和について考えてみたいと思っています。
Yaeさんのすばらしい歌をぜひ、ご堪能ください。

参加方法は会場とオンラインのハイブリット開催。
お申込みはこちらからお願いいたします。

https://www.jim-net.org/2024/12/13/10688/

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2025年3月15日 (土)

卒哭忌

小学校、中学校の大親友・賢一が亡くなったのは昨年11月。
百箇日法要に、東京で親友3人集まって献杯しました。
2時間ほど、仲間と賢一のことを語り合いました。

百箇日のことを卒哭忌(そっこくき)といいます。
悲しみから徐々に脱出する時期という意味。
親友を亡くすというのはつらいことですが、少しずつ悲しみが薄まっていくのでしょう。

今年11月にはまた3人で集まって、
賢一の一周忌をやろうと約束をして別れました。

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わが家では、毎朝、仏壇に父・岩次郎と親友の賢一の2杯のコーヒーを供えて、
三人でゆっくりとコーヒーを飲んでいます。

 

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2025年3月14日 (金)

世界はどこへ行くのか(31)

60年ほど前の中学生のころ、
学校は荒れていて、チェーンを持って意気がる同級生がいた。
校舎の裏に、気弱な生徒を連れ出して、100円とか、200円とか、たかったりする。
強い生徒は相手にしない。

おどし、ゆすり、たかりの小悪人。
ホワイトハウスにそれが得意な三人衆がいる。
トランプやバンス、マスクである。

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ウクライナからレアアースをぶんどろうとするなんてのは、まさにそんな感じがする。
こんな人たちがリーダーの国と同盟を組まざるを得ないから大変だ。

3人ともEUのリベラルな考え方が嫌いなんだろう。
議論を積み上げるよりも、覇権主義のプーチンと話をつけるほうが楽だと彼らは考えているのだと思う。
中国を切り離して、まずロシアを手懐けることを考えているように言われているが、
この3人は簡単に手のひら返しをして
旨味が見えてくれば、中国とも手を結ぶだろう。
特に、マスクは中国と仲良くしていたいので、手のひら返しはかなりの確率で起きる可能性がある。

そんなことも読みながら、日本は上手に同盟として、つかず離れず、
緩やかな連携を保っていくことが大事なんだろうと思う。

 

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2025年3月13日 (木)

世界はどこへ行くのか(30)

電気自動車に興味を持つ人の多くは、環境のことを考えている。
アメリカでは、民主党支持者のほうがテスラを買っていたと推測される。

しかし、イーロン・マスク社長のやりたい放題が嫌になって、テスラに乗るのも不愉快というオーナーが増え出しているとか。
EVメーカーもテスラを超えるところが出始めている。

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テクノリバタリアンのマスクは「究極の自由」を目指している。
今はアメリカ政府に入り込みやりたい放題だが、
彼の目指す「究極の自由」は、国家を壊してしまう。
彼らは、お金のない世界を作りたいと思っている。
お金は基本的には国家が管理している。
国家に管理させたくないのだ。
ビットコインなどのブロックチェーンを作っている。

胴元のいないカジノのような、とんでもないお金が飛び交う社会を作り出し、
膨大な儲けを1%の人々で独占しようとしている。

ぼくは「自由」を目指してきたが、テクノリバタリアンたちの「究極の自由」はアナーキーすぎる。
危険だと思っている。

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2025年3月12日 (水)

出演番組のお知らせ

「林修の今知りたいでしょ!」(テレビ朝日)
3月13日(木)夜7時 3時間SP

「今夜決定 外国人856人が感動した
最強ジャパンフードランキング ベスト25」

鎌田實が出演します。
ぜひ、ご覧ください。

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2025年3月11日 (火)

あれから14年

東日本大震災のときには、陸前高田に何度も通いました。
そこで知り合った医療や看護、介護の人たちは、
自分たちも被災者であるのにもかからず、
住民の健康を守るために必死に駆け回っていました。

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彼らは劇団ばばばを結成して、自作自演のお芝居で、健康を守るための大切な情報を、おもしろおかしく伝えていました。
ぼくも出演させてもらったことがあります。

今年で、14年。
忘れることのできない悲しみや絶望を抱えています。
きれいさっぱり元に戻ったわけではありません。
それでもみんな前を向いて、より困っている人たちのために、手を差し伸べようとしています。
そうすることで、自分たちも力を得ているように思います。

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彼らとは今も交流が続いています。
ぼくが講演で青森や岩手へ行くと、わざわざ聞きに来てくれます。
蓼科にも2泊3日で遊びに来てくれたことがありました。

これからも彼らを応援しながら、交流を重ねていきたいと思っています。

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2025年3月10日 (月)

漂流ポスト

陸前高田にある「漂流ポスト」を訪ねたことがある。
ここには、災害や事故などで亡くなった人に宛てた手紙が全国から届く。
その数は1000通を超えた。

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その手紙を集め、『千の流れ星』(狩野耕生著、河北新報出版センター)という本になった。
こんな手紙が紹介されている。

「あれから6年。早いなあ。俺の中では311で止まっている。
オヤジ、おふくろ、蓮華、三人元気でやっているか。
俺はあの日が起きてから、生きることを諦めた。
死のうと思った。海が憎くなり、見たくもなく知らない土地へ逃げようと思っていた。
(中略)
蓮華へ。3歳という若さ。短い人生でしたね。
パパが代われるなら代わりたいよ。
今もそう思う。
忘れられるわけがない。
生まれてきてくれた時、一緒にお風呂。散歩、ドライブ、いろいろ。
パパはあなたへ何ができましたか。
良いパパでいてあげることができましたか。
家族で過ごした自宅を直したよ。
全部同じに直した。
走り回っていた同じ家だよ。
3人でおいで。待ってる。
(中略)
オヤジ、おふくろ、蓮華。
俺は負けねえ。
空から見えるだろう、トラックの看板。
夕方になると光る、遠藤造船の光が。
俺はここにいる、いるぞ。」

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ぼくは、頼まれてこの本の帯を書いた。
「東日本大震災で家族や身近な人を亡くし、残された人々には、日を追うごとに少しずつ前向きになる気持ちと、決して乗り越えることができない思いとが同居している。
漂流ポストには、そんな人々の心の叫びが寄せられている。
熱い手紙。泣きながら読んだ。」

ぜひ、皆さんに読んでもらいたいと思う。


漂流ポストは、カフェを営む赤川勇治さんが10年前に設置したものだが、
現在は、陸前高田にある慈恩寺に移された。

明日は、3月11日。
東日本大震災が起きて14年になる。

 

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2025年3月 9日 (日)

久しぶりの麻婆麺

5月に集英社から『17歳の君へ 人生で大事なことは目には見えない』という本を出版する予定です。
この原稿を芥川賞作家の又吉直樹さんに読んでもらい、対談しました。

その帰り、集英社から歩いて1分のところにある源来酒家に行きました。
コロナ前にはよく通っていましたが、
久しぶりに訪ねました。

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オヤジさんが覚えていてくれて、前菜にぼくの好きなよだれ鶏と干し豆腐が出てきて感激。
小籠包と餃子を少しずつ食べた後、大好物の麻婆麺のハーフを食べました。
大満足!

 

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2025年3月 8日 (土)

12か月というそば屋

茅野市内に「12か月」というそば屋さんがある。
大変な繁盛店で、並ぶのが嫌いなぼくはずっと敬遠していた。
しかし、観光客が少ない冬は、ねらい目。

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料亭で修行しているのか、前菜からとてもうまい。
そばも、大根おろしと天ぷらがのり、たぬきのような感じでおいしかった。
さすが繁盛店だけのことはあるなと思った。

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2025年3月 7日 (金)

卵で元気

「週刊女性」3/4・11合併号

卵の健康レシピが4ページにわたって、大きく取り上げられました。

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『長生きたまご』(サンマーク出版)も増刷になり、好評いただいています。

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2025年3月 6日 (木)

ウクライナを想う(96)

ウクライナでの戦争が始まって3年が経ちました。

ポーランドでの避難生活も長期化し、お母さん方は何らかの仕事に就いて生活を繋いでいます。

トランプ大統領になって、世界情勢がますます不安定になるのではないかと、
ウクライナ人はもちろんポーランドの人々も不安な気持ちでいるようです。

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支援物資の受け渡しと、食料や衛生用品の配給を行いました。

JCFのウクライナ子ども支援、地道に活動しています。
ひきつづき応援をどうぞよろしくお願いいたします。

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2025年3月 5日 (水)

鎌田實の一日一冊(446)

『歩いて健康・長寿を祈願 大人の神社めぐり』(島田裕巳著、アチーブメント出版)

参道を歩き、石段を上り、神社をめぐる。
心を軽くしてくれる神社の自然。
神社めぐりは最高の健康法。

たしかに、そうだなと思いました。
宗教学者の島田先生の本なので内容が深く、味わいがあり、
ところどころに健康とつながるヒントがあります。

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鎌田が本の帯を書いています。

参道を歩いて得られる達成感
自然がもたらす癒し効果
足腰が鍛えられる
歴史を感じて脳活性
無理なく、長く続けられる最幸の健康習慣

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2025年3月 4日 (火)

そばぜんざい

蓼科湖を越え、さらに上に上がると「しもさか」というそば屋さんがあります。
夏は混雑してなかなか入れない人気店。
そばを食べた後、そばぜんざいを食べます。

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これがまたおいしい。
ドライブを楽しみながら、そばぜんざいを食べに行きました。

 

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2025年3月 3日 (月)

日本はどこへ行くのか(15)

トランプが再び大統領になり、無茶を始めると、
安倍さんがいてくれたらな、という声が聞こえてくる。
確かに安倍さんの役割は大きかったと思う。
しかし、安倍政権でやった異次元緩和は、とんでもない円安を作った。
輸出国の日本は表面上、貿易収支もまあまあの状態が続いた。
異次元緩和で日本がたたかれていけば、株価が下がるが、
下げないために国債を国が買う。
異次元緩和の開始前は、国債保有残高は120兆円だったが、現在は590兆円である。
国のお金で株高を演じていたにすぎない。

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異次元緩和から脱却するため、政策金利を0.5%程度まで引き上げた。
かつての日本に戻るには14年もかかるという。
人口減少が起きていくことで作ってもものが売れない。
そして、作る人もいない。
厳しい状況が続いてく。
これを突破するには、ガラガラポンでまったく新しい日本を作るくらいの意気込みが必要なのではないか。

 

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2025年3月 2日 (日)

日本はどこへ行くのか(14)

今年は戦後80年。
日本は第二次世界大戦に参戦し敗戦した。
沖縄の被害は大きかったが、それ以外にも全国各地、空襲を受けた。
政治の流れはときどき軍拡への波が起こるが、何とか非戦を守り続けてきたことは胸を張っていい。

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どことも戦わないようにするには、突出した外交力が必要だ。
アメリカと仲良くしながら、アメリカに頼りきらないこと。
アジアのなかでどう平和を構築していくかが問われている。

北朝鮮と中国はどうしても好きになれないが、それでも巧妙な外交力でつかず離れずというのが大切だろう。
同時に信頼できるアジアの国々とはいい関係をつくっていくこと。

ヨーロッパの国々は距離的に遠いが、考え方は近いので、やはりいい関係を築くことが大事である。

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2025年3月 1日 (土)

日本はどこへ行くのか(13)

世界が息苦しくなってきている。
韓国では弾劾裁判をするかどうか揉めている。
北朝鮮は核保有国だと言い張ろうとしている。
一人独裁の中国は経済的につまずき出している。
アメリカはインフレを嫌っているはずなのに、インフレを起こすような高額関税をかける暴挙に出ている。
ヨーロッパを見ても、ドイツも、フランスも、極右が台頭し政権は不安定。

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日本は、安倍一強時代、予算案はあっという間に通った。
でも、今、ヨタヨタしているけれど、石破首相と立憲の野田代表の党首討論などは久しぶりにきちんとした議論になっていた。

国民民主も、維新も、公明も、中道保守的と言えなくもない。
世界が混沌としているなか、日本は中道保守的な空気のなかで
日本丸を守っていくのが一番リスクが少ないのではないかと思う。

もちろん、もっと右の人や、もっと左の人もいていい。
でも、多くの人たちが中道保守のあたりでまっとうな議論を続けていくことが、
日本の活路が見いだす方法だと思う。
とりあえず中道保守が居心地がいい。

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