日本はどこへ行くのか(18)
石破首相の状況を見抜く力に疑問。
2025年度予算案を衆院を通過した後、高額療養費の引き上げの見送りを決定した。
センスが悪すぎる。
野田立憲民主党代表から命に関わる問題と厳しく責められても突っぱねた。
にもかかわらず通したはずなのに、
今年行われる参議院選挙の逆風になると、自民党議員たちから突き上げがあったんだろう。
こんなのわかりきっている。
財務省と、医療費削減を気にしている厚労省。
この2つの省を抑えつけて、衆院議論中、高額療養費引き上げの見送りを首相として決断したのなら、カッコよかった。
でも、通ってしまった。
それなら、悪法案もまた法案と思って、参院でも突っぱねるべきだった。
石破さんはそういう意味では胆力も足りない。
自民党議員のなかでは、多少まともだと思っていたが、
衆院当選1回の議員15人に10万円の商品券の〝お土産〟を出したなんていうのは
やっぱり自民党だなと思ってしまう。
さらに、石破首相をはじめ閣僚14人が寄付を受けた個人献金のうち、
1472万円分の献金は、政治資金収支報告書の寄付者の住所欄にその人物が代表を務める企業や団体が記入されていることがわかった。
実質的な企業献金と疑われても仕方ない。
自民党は、やはりお金の問題をもう少し綺麗にしないとまずいのではないだろうか。
国会答弁などを見てて、今までの首相よりは議論をきちっとしているということで評価をしていたんだが、残念だ。
参議院選挙も、自民党は厳しいのではないだろうか。
首のすげ替えをしたとしても、追い込まれるような気がする。
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