ラテラルスクワット
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福島県いわき市で講演しました。
会場では、全員で立ち上がってもらい、その場で長生きかまた体操をやってもらいました。
その後、南相馬の人たちと再会しました。
東日本大震災後、ぼくはまず南相馬に入り、
避難した人たちがまだ温かいものを一度も食べてないと聞いて、
レトルト食品の会社にお願いして、レトルトのおでんを持っていきました。
ぼくも実際に行って、レトルトをあたため、ビールが飲みたい人はビールを飲んでいただきました。
その後も、さだまさしさんと体育館でミニコンサートをするなど、何回も通いました。
そのときの仲間が、久しぶりに集まりました。
ぼくの好物のホッキご飯を用意してくれたり、いつも温かい人たちです。
まるで親戚みたいになっています。
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自民、公明、維新の会の3党合意で、病院11万床を減らすという。
これで医療費約1兆円を浮かそうという算段のようである。
2022年から2024年にかけての2年間、日本全体で約8000床が減っている。
自然でも1年間に約4000床減と計算すると、人口減を考えていくと年間5000床減ぐらいだと医療供給体制に破綻をきたさないのではないか。
急激に11万床以上減らすとなると、救急医療や回復期リハビリ病棟など必要な医療が受けられなくなっていく可能性が出てくる。
医療全体も大きな歪みがあり、
日本産婦人科学会では周産期医療の崩壊を懸念している。
消化外科医は20年間で半減した。
ベッド数は、政治介入で極端に減らすのではなく、
時間をかけて必要なベッド数に軟着陸させるべきだと考える。
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トランプが南アフリカの大統領と対談した。
南ア大統領は当然、関税についての話だと思っていた。
ところが、関税の話は一切なく、
南アで白人が迫害されていると強烈に主張。
保守系のオンライン雑誌を見せたのだが、
その写真はなんとコンゴで撮られたもの。
フェイク写真で、一国のトップを糾弾した。
とんでもないことだ。
鎌田の紙芝居『かまた先生のはだかのおうさま』は、改心した王様が第二の人生を歩んでいくのだが…
ハーバード大学への留学阻止も一方的すぎる。
周りの無知で教養のない人間からフェイクニュースを耳打ちされると、
それを使って相手を罵倒してしまう。
まるで裸の王様だ。
とりまきから「いい洋服ですね」と言われていい気になっているが、
はやく自分が裸であることを気が付いてほしい。
トランプの周りは偽物だらけ。
周りがもう少し事実を確かめ、勇気を持ってトランプに本当の話を伝えることをしなければ、アメリカはとんでもない国になっていくだろう。
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『神聖ローマ帝国全皇帝伝』(菊池良生著、河出新書)
歴代の皇帝は54人。
初代オットー大帝からラスト・エンペラーのフランツ2世まで
約1000年の歴史ドラマを
映画の活弁を聴くかのように語られている。
筆者の菊池良生は、明治大学名誉教授。
ドイツ・オーストリア文化史を専門とする文学部の教授だった。
そして、ぼくにとっては小学校からの親友である。
中学の野球部で、ぼくはショート、ときどきキャッチャーだった。
キクチ君はピッチャー。
中学生ではめっぽう球が速かった。
だけど、ノーコン、コントロールが悪かった。
みんなからは「オッチン」と言われて、中学生の時に大学生みたいな顔をしていた。
キクチ君はこれまでもたくさんの本を書いてきた。
同級生たちは皆下り坂に差し掛かっている。
その下り坂で一念発起して、またまた面白い本を書いた。
彼が1年間のウィーン留学をしている時に、ぼくはイラクへ行く途中、
乗換のためウィーンで一日一泊時間をとって、キクチ君にウィーンを案内してもらったことがある。
彼の案内は素晴らしかった。
ハプスブルク家のすべてが頭の中に入っている。
ぜひ、たくさんの人にこの本を読んでもらいたいと思う。
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FNNプライムオンライン で、「うまいように死ぬ」が取り上げられました。
あなたのそばには急な入院などの際に「私のパンツを持ってきてくれる?」と言えるような間柄の友人や身近な人はいるだろうか。
77歳の現役医師・鎌田實さん実践!80歳の“認知症の壁”を超えるため、最後のチャンスである60歳から変えた生き方|FNNプライムオンライン![]()
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トランプは何もできていない。
トランプの自制しろという脅しに抵抗したイスラエルが、イランを攻撃した。
ガザでは、死亡者は5万5000人を超した。
トランプが大統領になってから、ますますイスラエルは非情な攻撃をし、
アメリカ人のNPOがガザで活動しているときですら攻撃をし、ボランティアを殺している。
他方、ウクライナ戦争も終わる気配がない。
アメリカ国内では暴動も起き始めている。
トランプがかき回せばかき回すほど分断が起き、収拾がつかない状況になってきている。
トランプのやりすぎを、周囲の長官たちは抑える必要がある。
アメリカ一国主義と言いながら、今のままではアメリカも壊れていく。
崩壊していくアメリカの状況が世界に波及し、世界がより困難な時代を迎えようとしている。
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地域包括ケア研究所の所長を務めていましたが、
このほど交代式があり、鎌田から奥先生へと交代しました。
久しぶりにまちだ丘の上病院に行き、
小森院長と奥先生と3人で回診。
職員全員にミニ講演をし、まちだ丘の上病院の名誉院長の仕事をしました。
その後、交代式。
鎌田が地域包括ケアで目指しているこそ、そして、次の奥先生がどう引き継ぎ、展開していくかを2人で話しました。
さだまさしさんがビデオメッセージをくれました。
コロナ禍、風に立つライオン基金が福祉施設の現場で働く人たちを応援するときに、奥先生が全国を歩き、感染対策を指導して応援したくれたことのお礼ということです。
次につないでいくバトンタッチ、とても大事なことです。
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ロックミュージシャンのブルース・スプリングスティーンが、
コンサートでこう語った。
「権力の抑制と均衡が機能しなくなってしまったとき、権力に対する最後のチェックは国民。あなたたちと私。
民主主義と独裁主義の間に立ちはだかるのは、共通の価値観に基づく人々の結束。
結局のところ、私たちに残されているのはお互いだけなのです」
まさにその通りと思う。
こういう正論を言う勇気を持ち続けることが、独裁にブレーキをかけさせるのだろう。
トランプ政権は、自分に異を唱える大学や研究者に対して、
非常識なやり方で研究の支援金を封鎖。
とんでもないことが起きている。
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訪問介護の2024年度減収事業所が73%になったと報告された。
もう人手が集まらない。
まともな給料も払えない。
介護保険の見直しは3年に1回。
そんなの待っててはダメだ。
これは政治が動き出すべき。
介護保険の中で訪問介護の報酬だけでも見直しをしなければ、
次の報酬改定までに訪問介護は壊滅的な状況になってしまうだろう。
勇気を持って、訪問介護料のアップをすべきである。
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エンゲル係数が3年ぶりに高水準になった。
家計の消費支出に占める食費の割合をエンゲル係数というが、それが28.3%になった。
ガス代や電気代、家によってはガソリン代、子どもの教育費、
旅行など、いろいろとお金が必要だが、
貧しくなると、削れるところから削っていき、なかなか削ることができない食費の比率が
高くなっていく。
野党は、いろいろなスタイルの減税を訴えている。
ぼくは、減税は人気取りだと思い、
生活が厳しい人にしぼって、できるだけ大型の支援をするほうが良策だと思っていた。
だが、エンゲル係数がこれだけ上がってくると、
エンゲル係数を下げるためだけでも食品の消費税をゼロにするという案は
理由が明確だというふうに思い直している。
自民党の無策が、国債に頼ってジャブジャブと赤字を出したこの国の経済を作った。
それを今、経済がデフォルトに陥らないように、
自民党が土俵際で必死に守っているというおかしなスタイルが出来上がった。
自民党がもっと早くからまともな政策をしてればよかった、というのは言うまでもない。
とにかく、この国には末期的兆候が出ているように思う。
心配だ。
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決められない国会。
選択的夫婦別姓について、自民党の議員の中にも「明確に賛成している」が3分の1いる。
「意見を明確にしていない」「絶対反対」も、3分の1ずついる。
野党もちょっとずつニュアンスが違って、結局は選択的夫婦別姓も今国会でまともな議論がされず、決定できない。
企業団体献金の規制強化は、近々の問題だったはずなのに、結局は先延ばし。
年金改革法案も提出はされたが、
50歳前後の就職氷河期の人たちの年金を少しでも改善するという底上げが本来必要。
やらないといけないことなのに、何も決められない国になってしまった。
ますますこの国はどん詰まりになっていく。
今の国会議員たちに任しておいてよいのだろうか。
ポピュリズム的な野党も10年先、20年先の日本を考えているとは思えない。
それでも近々参議院選挙がある。
ぼくたちは絶対に選挙に行って政治を少しでも変えることが、今の日本にとっては大事なのだ。
民主主義を守るためにも、選挙に行こう。
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イスラエル軍によるヨルダン川西岸の管理が厳しくなっている。
西岸には分離壁が700キロ以上作られた。
検問所があり、イスラエルの一方的な都合で閉じられる。
「自治区」と言われているが、パレスチナ人の自治は認められていない。
自治区では仕事が少ないので、結局はイスラエル側に行って仕事を探すのだが、
その仕事にも行けなくなった。
イスラエルに対する不信感がありながら、食うためにイスラエルので仕事をもらわなければいけない。
とんでもなく辛い状況を象徴するのが、ヨルダン川西岸の分離壁である。
イスラエル側は停戦を望んでいない。
トランプは就任100日でガザに平和をと言っていたが、ネタニアフ首相が停戦交渉に応じず、アメリカからの停戦に向けての圧力も突っぱねて、パレスチナに対する攻撃を繰り返している。
多くのイスラエル人も、停戦をして人質全員の解放を叫んでいるが、
ネタニヤフは自分の政権を維持するために、戦いを主張し続ける右翼政党の言いなりになっている。
結局、トランプは言うだけで何もできていない。
ガザとヨルダン川西岸の子どもたちの生活の安全を、一刻も早くつくり出さなければいけない。
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6月6日(金)
「おはようパーソナリティ古川昌希です」(ABCラジオ)
鎌田實が朝8時から出演します。
朝日放送(ABCラジオ)では、「おはようパーソナリティ道上洋三です」に出演したことがあります。
道上さんに気に入られてお声がかかり、正月特番なども放送しました。
その後継者、古川昌希さんの番組に出演します。
radikoなど使えば、関西以外の地域でも聞くことができます。
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