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ぼくの本は海外でも翻訳出版されてきた。台湾が1番多い。韓国や、ベラルーシ、ロシアでも翻訳されてきた。
今回、『ちょうどいいわがまま』(かんき出版)を、中国の出版社が翻訳出版したいということだったが、国から許可が下りなかった。国の審査のようなものがあるようなのだ。「わがまま」というのが、どこまで許されるのか、審査に引っかかったという。
しっかり読めば、「ちょうどいい」という言葉がうまくブレーキをかけ、ほどほどの自己主張やユニークさが、国や地域をも元気にするということがわかると思う。残念なことである。
中国がもっと開かれた国になることを祈っている。
鎌田實 2025年7月 2日 (水) 09時42分 | 固定リンク Tweet