4/17 緊急報告会「イラクは今」開催
イラク戦争から6年。
JIM-NETが、4月17日19時から、東京・高田馬場で「イラクは今」という緊急報告会を開く。
JIM-NET事務局長の佐藤真紀さんと、クウェート大学を卒業し、アンマン在住の加藤丈典さんが、シリア・イラク国境沿いのアルアリードのキャンプの、難民たち1700人の生活状況や、がんや白血病になった子どもたちの現状、JCFが支援した血液検査機器が十分機能しているか、などを報告する。
バグダッド近郊はじゃっかん治安が改善したのにもかかわらず、われわれが支援しているバスラやモスルではさらに治安が悪化している。
その状況のなかで、比較的治安のいい北部のクルド人地区に、2人は入ることができた。
その様子も報告があると思う。
興味のある方は、ぜひ参加してください。
詳しくは、JIM-NETのホームページ
をご覧ください。
先日行われたJIM-NETの会議では、今年のチョコ募金がおかげさまで7万個が完売し、それに伴って新規の会員も増えた。
新会員420人を迎えて、さらに有効な支援をしていこうと思う。
その夜には、「JCFの今後を語る会」が行われた。ありがたいことに新しい会員も参加してくれ、有効な議論が行われた。
イラクのモスルで小児がんの治療に取り組んできたドクター・リカアが、ジャイカの事業を利用して、信州大学大学院で3年間、博士課程で小児白血病の治療や遺伝子解析を研究することになった。
ドクター・リカアはアンマン会議やトルコで開かれたJIM-NET会議に毎回参加してくれて、ぼくらと友好関係を培ってきた。
そのドクター・リカアがいよいよ信州大学にやってきたことが報告され、遺伝子解析の特殊技術の習得や、イラクで増えている小児白血病の原因究明への期待が高まった。
また、一緒に来日した彼のお母さんの生活面での支援も、できるだけ行っていこうということになった。
3月に、チェルノブイリのこれまで支援してきた8つの病院をまわり、その後の状況を確認してきた。
ベラルーシ共和国では、全般的に生活の状況は改善し、自分たちで医療機器を買える病院もいくつか出てきた。
どの病院も、好意的に迎え入れてくれ、JCFの支援があったおかげだと感謝されたという。
この感謝は、そのまま、JCFを18年間支えてくれた方々にお伝えしたい。
昨年、ぼくもベトカの、放射能の高汚染地域の病院をたずねた。
JCFが支援してきた医療機器が順調に動いていることが確認でき、非常に感謝された。
今後も信頼関係を増していきたいと、食事会までしてもらった。
チェルノブイリの原発事故から22年たち、世界のNGOが撤退をしはじめている。
しかし、まだ高汚染が続いており、生活被害や新規の体内被曝者も年間50人近く現れている。
JCFは、こうした現状を見続け、原発事故で何がおきたのか実態を追い続けていくことが必要であるという意見が、会員たちから出された。
イラクやチェルノブイリの現状について、生々しく、鋭い指摘もあり、あらためて、子どもたちの救援活動をしていこうと確認しあった。
あたたかな血が通ったところには、あたたかな医師が集まってくるのではないかと思う。
『小児救急』(鈴木敦秋著、講談社文庫)、『医療崩壊はこうすれば防げる』(本田宏編著、洋泉社)の本の中に、ぼくが国診協の地域包括ケア研修会のシンポジウムにお呼びした、和久祥三先生のことが書かれている。


日本政策投資銀行の試算によると、2025年には、医師不足がさらに進むらしい。

二項対立をしたり、分化しながら進歩させていく、西洋的な学問の方法とは違い、日本には統合しながら、全体を見るために、あやふやで、不透明になる、そんなものの考え方が日本にはあったはず。
おもしろいのは、定額給付金2兆円の政策に対しては、多くの国民が反対をしていることだ。
宇宙とつながっている自分を感じること。
にするにはどうすべきか。






「100年に一度の経済危機」という言葉に萎縮してはいけない。
などモノで寄付する場合は税金をとらないという形にしてしまえば、もっと寄付をしやすくなる。


豊かになったけれど、幸せを感じない国ニッポン。
トヨタ・ショックが波紋を広げている。



























8月1日、21歳のお客さんがベラルーシの放射能汚染地域からやってきた。ジーマ君。17歳のときに白血病にかかった。
奥志賀高原ホテルのJCFのチャリティ・ジャズ・コンサートに参加し、みなさんから温かな声をかけてもらった。一緒に草津温泉にも入った。


治療は順調である。アハマド・サラームの中を流れている血液の中から、白血病細胞が消えた。完治がいよいよ近づいてきている。お父さんが言う、やっと希望が見えてきた。この子にすべてをかけた。この子は今、再び元気な命をもらうことができつつある。うれしい。
